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こんにちは♪
静岡県富士市・富士宮市でおしゃれな北欧・ナチュラルデザインの
お家を建築しているFIVE HOME(ファイブホーム)の大森です!
本日は万能な無彩色、グレーについてご紹介します。
無彩色とは
一般的に色を分類する際に「色の三属性」という要素があります。
・色相(Hue):赤み、黄みのような色みの性質(色あい)
・明度(Value):高低を段階的に表した色の明るさ
・彩度(Chroma):高低を段階的に表した色の鮮やかさ
※マンセル表色系。英語呼びは表色系によって異なる場合があります。
無彩色の対である“有彩色”は以上の三属性によって表示されますが、
無彩色はこの3つの内、明度だけを有しています。
そしてこの無彩色をざっくり分類すると、
明度最大=白、明度最小=黒、その他=グレーとなります。
このグレー、彩度0ということで一見地味な色にも思えますが、
日常にも幅広く溶け込んでいる万能な無彩色なのです。
身の回りに使われるグレー
明徳建設で今春に長寿命化工事を実施させていただいた富士宮市民体育館です。
外壁や天井、配管や扉など、様々な箇所にグレーが施されています。
続いて富士市M様邸の外構工事。
一面に打設されたコンクリートのグレーが綺麗です。
素材や環境条件によって見え方が変化するのが色の面白いところですね♪
鏡面のように光を正反射するツルツルした表面だと光沢のあるシルバーの様相になり、
光を乱反射するザラザラした表面だとマットなツヤ無しの質感が得られます。
家づくりにおけるグレー
先例のように建築物・建設現場においてグレーは馴染みがありますが、
お家づくりにおいてもグレーの活躍の場は多いですよ!
色みや鮮やかさが無い分、他の色と合わせても浮きにくいのが嬉しい。
カーテンなどのインテリアにも比較的失敗しにくい色なので、
迷ったら選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
少し地味に感じる場合は光沢感や柄で調節すると良いと思います。
グレー単色のイメージでは大人っぽさや上品さ、
おしゃれや落ち着いた印象などがあります。
どちらかというと寒色系寄りの性質もある為、
水回りに取り入れる場合は冷たい印象になりすぎないよう、
グレーの明度や光沢、周囲の色あいにも気を配りましょう。
寝室の天井や壁紙に取り入れるのもアリですね!
部屋の配色イメージとしては、青系と合わせればモダン、
低明度・低彩度色と合わせればシックな雰囲気を演出できます。
また、無彩色は有彩色同士の境界に挟むことで
調和させるセパレーションの効果(※)がありますが、
グレーは白や黒に比べて接する有彩色の影響を受けやすいので注意が必要です。
(※ファッションにおけるベルトの役割が分かりやすいと思います。)
その他
グレーは「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」という言葉にもあるように、
江戸時代後期に庶民の間でその微妙な色あいの違いが粋として親しまれてきました。
(これらは色みを帯びている物も含まれる為、全て無彩色ではありません。)
興味のある方は伝統色を紹介しているWEBサイトなどを覗いてみると面白いですよ♪
この記事を書いた人
ファイブホーム 編集者
今日の一言
私のお気に入りは藍鼠(あいねず)や湊鼠(みなとねずみ)です。
青系統のグレーって好きなんですよね。次点で緑系統。